サイオステクノロジー、TIS、日本ヒューレット・パッカード、日立ソリューションズ、ミラクル・リナックス、ユニアデックスの6社は12日、「OSS運用管理勉強会」を設立し、勉強会開催等の活動を開始した。
発表によれば、OSS運用管理ツールの開発や導入を行う企業から提供される製品情報や技術情報はまだ少なく、公開されている情報であっても、エンドユーザー企業やOSSコミュニティなどの間で広く共有されていないことがほとんどだという。そのため、OSS製品でありながら、日本市場に合わせた新機能の要望や改善要望などが個別に開発・提供されるケースも少なくない。
また、OSS運用管理ツールの品質に対する不安や技術情報そのものが少ないことに対する不安などもあり、エンドユーザー企業がOSS運用管理ツールの導入に踏み切れないという課題も残されている。
OSS運用管理勉強会は、OSSビジネスに参入している企業・エンドユーザー企業・OSSコミュニティ関係者などから参加者を自由に募り、OSS運用管理ツールの効率的な運用方法の共有、拡張・改善および利用促進のための目的で情報共有を中心とした勉強会を実施する非営利団体である。
OSS運用管理ツールの各製品、情報収集の目的に応じて設定した「ビジネス分科会」「テクニカル分科会」をはじめとする各種分科会での勉強会を定期的に実施する。
OSS運用管理ツールの導入事例に関する情報、効率的な運用ノウハウや有効な周辺ツールに関する技術情報などを、企業や団体の垣根を越えて広く集め、活動成果をセミナーやWebサイトにて公開していく予定とのことだ。
活動の第一弾として、「Zabbixとクラウド管理」をテーマに第1回 OSS運用管理勉強会を2013年7月19日、TIS社内にて開催するという。