日立製作所は7月11日、ミッドレンジクラスのユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」(HUS VM)向けのフラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash」(HAF)を発売した。
また、ストレージデバイスとしてHAFによるオールフラッシュ構成が可能な「Hitachi Unified Storage VM all flash」(HUS VM all flash)も提供を開始する。
HAFは、さまざまな種類の大量データをまとめて格納し、迅速な利活用を可能とするユニファイドストレージHUS VMにおいて、ハードディスクドライブと比べてデータの読み書きが高速なフラッシュメディアを活用し、高速なデータ処理を実現するもの。価格は454万200円~。
HAFは、独自のフラッシュメモリコントローラの搭載で大容量化と導入コスト削減を実現し、1.6TBの大容量を実現。さらに、ストレージデバイスとしてHAFを搭載し、オールフラッシュ構成が可能な新モデル「HUS VM all flash」を開発した。
「HUS VM all flash」は、「HAF」5台を搭載したオールフラッシュ構成を基本に、取り扱うデータの種類や容量などに応じて、「HAF」の追加搭載や、バックアップデータ向けなどにHDDを混在させるなどの構成が可能。
また、ストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager」、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」などの仮想化機能を標準搭載している。
さらに、HAFがもつ定期データチェック機能およびデータ回復機能に加えて、両機能で回復できないデータがあった場合にも、ストレージコントローラがデータチェック結果からデータ回復を実施する。価格は、3,976万3,500円~。