国立科学博物館、海洋研究開発機構、読売新聞社、NHK、NHKプロモーションは、深海探査の歴史やそこに暮らす生物の不思議に迫る特別展「深海 ー挑戦の歩みと驚異の生きものたちー ~ The deep ~」を開催している。開催期間は10月6日まで(7月16日、9月2日、9日、17日、24日、30日は休館)、開館時間は9:00~17:00(8月10日~18日は18:00まで、金曜は20:00まで、入館は各閉館時刻の30分前まで)。入場料は一般・大学生1,500円、小・中・高校生600円。
同展では、深海探査の歴史と深海に暮らす生物たちを、この半世紀に飛躍的に進みつつある最新の研究成果をもとに紹介する。有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大模型や約380点の深海生物の標本、全長約5メートルのダイオウイカの標本など、神秘と迫力に満ちた展示が見どころとなっている。2004年、小笠原沖でダイオウイカの姿を世界で初めて撮影し、2012年にはNHKなどと共同でダイオウイカの生態映像の撮影に成功した水産学博士・窪寺恒己らが監修を務める。
なお、2013年1月13日に放送され、ダイオウイカの存在を一躍有名にしたNHKスペシャル「世界初撮影! 深海の超巨大イカ」は、8月17日より劇場版として全国の映画館で上映される。このほか、同番組をプロローグとしたテレビシリーズ「深海の巨大生物」(全2回)が7月27日(19:30~)と28日(21:00~)に放送される予定となっている。