富士ゼロックスは7月10日、スマートフォンを利用して観光スポットの紹介を行う「観光音声ガイドサービス」の提供を開始した。同サービスは観光客の利用を想定したもので、地方自治体・観光協会に向けて提供される。
「観光音声ガイドサービス」は、スマートフォン向けアプリと観光ガイドコンテンツの制作ツールがセットになっており、地方自治体は制作ツールを使って、ガイドしたい場所の位置情報とテキストコンテンツをクラウド上のサーバーに登録する。そして、アプリと音声コンテンツを搭載したスマートフォンを持った観光客が登録スポットに近づくと、自動的に観光案内が流れる仕組みになっている。
同サービスの標準価格は利用登録料が20万円で、コンテンツ制作ツール運用料が月額1万円。また3ヵ月に1回、利用回数に応じた端末サービス利用料金が必要になるという。
同社は同サービスについて、2013年度に国内50地域、2014年度に100地域での提供を目指すとしている。