Texas Instruments(TI)は低消費電力RFトランシーバ製品として、今後制定されるSub-1GHz周波数帯向け標準規格をサポートした「CC1200」を発表した。
同製品は、スマートグリッドや、ビル/ホームオートメーション、セキュリティシステムをはじめとした各種アプリケーションで使用される、AMI(高度計量インフラストラクチャ)および、HAN(ホームエリアネットワーク)向けに、最大143dBのリンクバジェットで長い通信距離、共存性および、最大1Mbpsのデータレートを提供する。
また、スニフモードおよび短いセトリングタイムを備え、低消費電力で動作する。さらに、AESセキュリティ、IEEE 802.15.4gのパケットハンドリング/すべてのFSKモード、ならびにwM-Bus(ワイヤレスM-Bus)の全モードをサポートするほか、既存のRFトランシーバ「CC1120」と互換性があり、より高いデータレート、AESセキュリティおよび802.15.4gをサポートする新しい設計に簡単に実装できるという。
なお、パッケージは5mm角の32ピンQFN。価格は1000個受注時で2.20ドル。開発キットの「CC1200DK」が299ドル、「CC1200EMK」が99ドル。両開発キットは、それぞれ420~470MHzもしくは868~930MHzに対応する。