エクイニクスは9日、西日本で初めてとなるデータセンター(OS1)を2013年内に大阪市に開設すると発表した。同データセンターは、ケイ・オプティコムおよび関電エネルギーソリューションの2社と提携し、協同で開設をすすめる。
発表会では、エクイニクス アジアパシフィック プレジデント サミュエル・リー氏、エクイニクス・ジャパン 代表取締役 古田敬氏、大阪外国企業誘致センター事務局長/大阪商工会議所国際部長 丸山新二氏、ケイ・オプティコム 代表取締役副社長 山崎幸郎氏、関電エネルギーソリューション 代表取締役副社長 水野孝則氏が登壇した。
エクイニクスは大阪府、大阪市、大阪商工会議所が設立・運営する大阪外国企業誘致センター(略称=O-BIC)の支援のもと、大阪にグローバルビジネスを支える新たな情報インフラを開設し、国内および海外の企業のビジネス拡張をサポートする。
提携している2社の役割として、ケイ・オプティコムは関西一円に敷設された光ファイバーケーブルを活用した、通信サービスの提供。また、関電エネルギーソリューションは、電力事業で培った技術力やノウハウを活かし、構築・運用をバックアップする。OS1は、2013年1月にアナウンスしたエクイニクスの東京第4 IBXデータセンターに続く新規開設となる。
サミュエル氏は、同社のDC事業について「世界で100以上のDCを持っている」とし、「アジアで18個DCがあり、東京には3つ既に開設し、4つ目が2013年の後半に開設、大阪では今回が初のDCとなる」と言及した。
古田氏は「2000年からシリコンバレーで事業を開始し、今年で13年目になる」と述べた。そして今回開設を発表したOS1について、「OS1は、コロケーションスペース約3,000平方メートル、800超ラック相当の収容設備数(開設時320ラック相当)を備え、大阪市内の中心に2013年内に開設する。」と述べた。
さらに「日本語と英語によるバイリンガルサポートをすることで、大阪に進出する国際企業や海外展開を進める関西圏のグローバルビジネスやローカルビジネスの促進を支援していく。」と強調した。