インテックは、動態管理クラウドサービス「i-Lism(アイリズム)」とスマートデバイスを用いた、スーパーを展開するエコスの配車管理の実証実験を、7月1日より約2カ月間実施すると発表した。
本サービスは、車両や荷物など動くモノや人の位置・状況(動態)をGPSで簡単に取得し、地図上で一括して管理する動態管理クラウドサービスで、2012年11月よりインテックがサービスを行っている。
今回行われる実証実験では、i-Lismとスマートデバイスを活用してトラックの動態管理を行うことにより、どの程度、業務改善へとアプローチできるかを検証する。具体的には、各トラックにスマートデバイスを搭載し、GPSを通じて取得したトラックの移動情報を分析する。
初期投資の少ないスマートデバイスを活用することで、エコスが管理する配送トラックの位置や状態を動的に「見える化」し、到着時刻の予測の精度を向上させる。それにより、店舗での荷受作業の効率化、ひいては配送ルートやスケジュールの改善につなげる。
実験では、i-Lismの地図情報としてGoogleマップを利用し、アプリケーションでは、Googleから提供される新機能「Tracks API」を活用する。同機能は、Googleマップ上に直接トラックの動線を表示し、店舗など登録地点への接近を検知したりする「ジオフェンス機能」などを搭載している。