日立ソリューションズは7月9日、プラントや土木工事現場の危険区域などを対象とした「作業員安全支援システム」の提供を7月10日から開始すると発表した。

「作業員安全支援システム」は、作業員が装着したスマートフォンのGPS機能により位置情報をデータセンターに自動送信し、地図画面に表示することで、安全管理責任者が作業員の状況をリアルタイムで把握するシステム。

一定時間、位置が停止した場合にアラート通知をする異常検知や、映像と音声によって状況を把握することで、迅速・的確な対処指示が可能となる。

「作業員安全支援システム」の画面イメージ

また、カメラやGPS、音声通話機能を搭載した多機能ヘルメット「Uメット」や、「Uメット」の各機能を簡易防水の筐体に収納し、腰に装着することで重量感を軽減した「U-BOX」などのUシリーズ製品(谷沢製作所製)と連携することで、ハンズフリーでの状況伝達、映像のリアルタイム送信、着用者が倒れると自動的に管理者側へ通報する倒れセンサーによる異常検知ができるとしている。

同システムは、オンプレミスでの導入のほか、クラウドサービスとしても提供され、価格は、「作業員安全支援システム」サーバーソフトウェアが1ライセンスにつき504万円、「作業員安全支援システム」スマートフォン連携オプションが1ライセンスにつき147万円、「作業員安全支援システム」スマートフォンソフトウェアが1台につき525円、「作業員安全支援サービス」が個別見積となっている。

なお、対応可能なスマートフォンOSは、Android 4.0以上。