東京国立近代美術館フィルムセンター、京都国立近代美術館は、展覧会「チェコの映画ポスター テリー・ポスター・コレクションより」を開催する。会期は8月28日~12月1日(月曜、9月16日~26日は休館)、開場時間は11:00~18:30(入室は18:00まで)。会場は東京都・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンター。入場料は一般200円、大学生・シニア70円、高校生以下無料。
同展では、絵本や人形劇、アニメーションなどで知られるチェコ共和国で生まれた、映画ポスターのデザインを紹介する。このたび展示されるのは、プラハの映画ポスター専門ギャラリー「テリー・ポスター」が所蔵する、チェコスロヴァキア時代に制作された世界各国の映画作品のポスター約80点。この中には、本多猪四郎監督の『ゴジラ』(1956年)や黒澤明監督の『羅生門』(1970年)などの日本映画を題材とした物や、ジェームス・キャメロン監督の『ターミネーター』(1984年)やリチャード・レスター監督の『ナック』(1966年)、ジャン=リュック・ゴダールの『女は女である』(1968年)など欧米の作品を描いた物などがある。ちなみに、付記している西暦は映画の初公開の時期ではなく、チェコでポスターが発表された年となる。なお、同展は2014年に京都国立近代美術館への巡回を予定しているとのことだ。