NECは8日、MegaOak電子カルテシリーズのラインアップの拡充として、300床以上の病院を対象にした「MegaOak/iS」を、同日から販売開始すると発表した。出荷開始は、今年11月の予定。

「MegaOak/iS」は、医師の指示を起点とした病院の業務プロセスに対応した機能を備え、医療スタッフ間のよりスムーズな情報共有を実現する電子カルテシステム。

特徴として、診療科や疾患ごとに画面が設定でき、診療内容に合わせた「指示」「カルテ入力」「文書作成」等を一画面で行うことができる「クリニカルデスクトップ機能」や、医師の指示の的確な把握・共有を支援し、検査の異常値などのアラート通知が可能な「ワークアシスタント機能」を備えている。

「MegaOak/iS」の概要

また、そのほかにも、電子カルテに蓄積されている情報の活用を支援。検査結果や投薬・注射の状況など参照したい項目をピックアップして一覧表示する「モニタリング機能」、カルテ記事・各種文書・サマリ・レポートなどをマップ形式で表示する「ヒストリーマップ機能」、院内の全患者のカルテからのキーワード検索を行う「全文検索機能」を搭載している。

「MegaOak/iS」は、スマートフォンやタブレット端末での利用が可能で、患者のバイタル情報や投薬等の実施情報をベッドサイドで入力できるほか、院内通話やナースコール連携も可能となっている。

価格は、300床規模の場合、2億1千万円(税別)から。