アシュラスコープインスタレーションは、6月15日にグランドオープンした「藤城清治美術館 那須高原」に対して、プロジェクションマッピングの進化系「Mediarium」を用いた常設展示コンテンツを提供した。
今回、同美術館に導入された常設展示は、影絵作家・藤城清治氏とアシュラスコープが共同制作したもの。同社がプロジェクションマッピングの進化系とうたう「Mediarium」が使用されており、影絵のようなグラフィックを映像と融合させる同社の特許技術を利用。天井や床などに空間的に施すことで、同氏の作品の中に足を踏み入れたような演出を施している。
また、この展示の足元に描かれた水たまりをのぞきこむと、同氏の作品がゆらめきながら映り込む。上方から映像を投影することにより、手をかざすと自分の影が作品の中に入りこんだようにも見えるとのこと。加えて、藤城氏が好きな猫のあしあとが階段に表示されて来場者を上の階へ誘う。その先にあるアトリエ内で影絵になる前の線画に映像を投影し、構想が作品として結実し、広がっていく様子が表現されているということだ。