防災科学技術研究所は5日、各地点の地震ハザード情報をまとめた「地震ハザードカルテ」を7月8日より実験的に公開すると発表した。
同研究所は、災害に強い社会の実現を目標に防災のための科学技術の研究に取り組んでいる文部科学省所管の独立行政法人。そこが提供する地震ハザードカルテは、各地点の地震ハザード情報をまとめたもので、任意の場所を検索してその場所に関する地震危険度の診断書を作成することができる。
国により一元的に評価された地震ハザード情報の見せ方の一つとして、検討中のコンテンツを用いて実験的に開発したサービスで、健康診断の結果通知書のように地震の危険度を一覧表示することができる。
『地震ハザードカルテ』では、その場所がある一定期間に見舞われるであろう震度(5弱以上、5強以上、6弱以上、6強以上)に関する確率などの情報やその場所における地盤が軟弱であるか否かの情報などと、それらをまとめた総合評価の情報を閲覧することができる。
地域住民向け、ワークショップや家庭で対策を進めるための根拠
保険・不動産などの事業者向け、顧客向けのサービス資料
教育関係者向け、地域の地震ハザード情報の見方を教える教材
IT関係者向け、J-SHIS Web APIのレスポンスを表現する一事例
上記のように活用することで、地震の揺れの危険に対する認識を広めることが可能となる。