パナソニックは、公文書・医療画像・動画映像などの重要な大容量データの長期保存が可能な、新しいストレージ製品 データアーカイバー「LB-DM9シリーズ」の発売を開始すると発表した。

「データアーカイバー LB-DM9」

本製品は、高信頼性確保のために専用設計した光ディスクドライブユニットを採用し、光ディスク12枚を収納する専用マガジンを最大90本まで格納できる大容量のデータアーカイバーで、専用マガジンは20.8mmの薄型設計で1本あたり1.2TB(テラバイト)の容量を有し、ライブラリー1台につき最大108TBの大容量データを省スペースで保存。

また、RAID技術を光ディスクに応用し、12枚のディスクへ分散記録することで、最大216MB/sの高速データ転送性能を実現し、不測の障害からデータを保護する高信頼性も確保。マガジンには、50年の保存寿命をもつ長寿命光ディスクを採用し、データの長期保存が可能。

「12枚の光ディスクを収納したマガジン」

「マガジンはドロワーを引き出して取り出し可能」

さらに、新開発のドライブユニットは、業務用に専用設計され、キーデバイスである光ピックアップには、筐体材料として強度・耐腐食性に優れるアルミダイカストを採用。部品には長寿命青色レーザーやガラス製レンズ群を用い、耐久性を高め、ドライブユニットの気密性を高める構造により、光ディスクの大敵である埃の侵入を防ぎ、省メンテナンス性にも配慮した。

パナソニックのデータアーカイバーマネージャー(オプション)のほか、日本テクノ・ラボ、PoINT、QStarのストレージ管理ソフトウェアが製品をサポートする予定。