竹中育英会は、「ムーミン」シリーズの作者の暮らしぶりや創作活動を取り上げる企画展「トーヴェ・ヤンソン夏の家ームーミン物語とクルーヴ島の暮らしー」を開催する。会期は7月12日~9月30日(日・祝日休館、8月10日~18日は夏期休館)、開館時間は10:00~18:00(最終日は17:00まで)。会場は東京都・江東区のギャラリーエークワッド。入場無料。

クルーヴ島の高台に立つトーヴェ・ヤンソン (c)Moomin Characters

トーヴェが友人と建てたクルーヴ島の小屋

小屋の内部の様子

同展では、世界40カ国で翻訳され、多くの人々に読まれている「ムーミン」シリーズを生み出した、フィンランドを代表する芸術家のトーヴェ・ヤンソン(1914~2001)の生き方と暮らし、そして創作の足跡をたどることで、精神的な豊かさや便利な社会の足元を見つめ直す内容となっている。

また、同展の展示内容は、トーヴェ・ヤンソンからのメッセージである「境界ない世界へ-海と森、人と人-」をテーマとした3つの展示ゾーンで構成されており、「トーヴェ・ヤンソン創作の軌跡」、「 ムーミン谷の暮らし」 、「トーヴェ・ヤンソンのクルーヴ島の暮らしーフィンランドの自然と文化」といった内容を取り扱う。

なお、展覧会の関連イベントとして、「基調講演・シンポジウム」(定員100名、参加無料)や、「フィンランドの暮らしの雑貨マーケット」(7月19日、7月20日、8月24日)などが開催される。各催しの詳細は同ギャラリーのWebページを参照してほしい。