日立ソリューションズは3日、ナレッジサインの協力のもと、人事/労務リーダーのミッションの変化についてまとめたレポートを同日から公開すると発表した。

日立ソリューションズでは、2008年7月から企業の人事や労務部門のリーダーと情報共有を行う勉強会「ヒューマンキャピタル研究会」を開催しており、今回公開するレポートは、「HRイノベーターへの変革」と題して、2012年度に開催された全5回の議論の内容をまとめたものとなる。

発表によると、全体を通して、グローバル人財強化やタレントマネジメント、目標管理など、重要なテーマは変わらないものの、人事/労務部門が担当する領域が拡大していることがわかったという。

同社では、同レポートで紹介されている特徴的な部分として、以下の点を挙げている。

  1. 人財戦略の対象は会社単体からグループ全体へ

  2. 事業戦略に沿って、より目的志向のグローバル人財強化戦略へ

  3. 目標管理は制度の徹底から積極的なマネジメントプロセス改善へ

  4. モチベーション、モラールにも人事/労務部門が積極的に関与

なお、同本レポートは次の章で構成されている。

  • 第1章 グループ全体の人事戦略をどう考えるか

  • 第2章 グローバル人財の強化・活用

  • 第3章 人財情報の"見える化"がもたらす具体的な経営価値

  • 第4章 目標管理を通してマネジメント力を考える

  • 第5章 パフォーマンス向上のための、モチベーション、モラールへのコミット