Kickstarterでの資金調達に成功し、2月に出荷を開始したスマートウォッチ「Pebble」が米国の小売店に登場することになった。Pebbleを開発する米Pebble Technologyは7月2日、米国の家電量販店大手Best Buyと提携し、Pebbleのブラックモデルを7月7日よりBest Buyのショップで販売すると発表した。

PebbleはE-ink技術を採用した腕時計型デバイスで、プログラマブル、ウォータープルーフなどの特徴を持つ。AndroidやiOSとBluetooth経由で連携でき、電話をはじめテキストメッセージやメールの受信通知、音楽などのメディアの遠隔操作などが可能。アプリも多数利用できる。

PebbleのWebサイトでも150ドルで予約を受け付けている

Pebbleスマートウォッチ開発プロジェクトは2012年にクラウド調達サイトのKickstarterで調達を開始するや、約6万8000人より目標額を上回る1020万ドルを集めた。PebbleはKickstarter上で最も成功したプロジェクトといわれている。Pebbleは今年に入り出資者向けに出荷を開始した。

小売店での発売はこれが初めてとなり、Pebbleにとって重要なステップとなる。スマートウォッチ市場はすでに製品を持つソニーをはじめ、AppleやGoogleなども参入がうわさされている。

すでにBestBuyのWebサイトでブラックモデルが受注可能(価格は149.99ドル)となっており、店頭には7日に並ぶ。8月には、チェリーレッド、オレンジ、ホワイトの各モデルも提供される予定だ。

Pebbleは現在、ブラック、チェリーレッド、オレンジ、ホワイトの4色がある。写真はホワイト、ブラック、チェリーレッド