アライド・ブレインズは7月2日、各政党のホームページ11サイトについて、ウェブアクセシビリティに関するJIS規格への対応状況を調査した結果を発表した。

ウェブアクセシビリティは、高齢者や障害者も含めた誰もがホームページなどで提供される情報や機能を支障なく利用できることを意味する言葉で、JIS規格でウェブアクセシビリティ配慮の基準が定められている。

同調査では、総務省のホームページ「総務省 なるほど!政治資金 政治団体名簿」における「政党・政治資金団体一覧(2013年4月22日時点)」の「政党」ページに掲載されている団体のうち、6月1日時点で公式ホームページの開設が確認できた11団体を対象に、全ページを調査している。

なお、調査においては同社が開発した全ページJIS検証プログラム「Aion(アイオン)」が用いられ、調査期間は6月17日~6月18日となっている。

発表によると、調査対象となった合計10万7223ページのうち、全体の84.39%にあたる9万483ページで、JIS規格で最低限遵守すべきとされている「達成等級A」の問題があることがわかったという。達成等級Aには、音声読み上げソフトの利用者に画像の内容を伝えるための代替テキストの記述、インラインフレームの内容を説明するタイトルの記載などが挙げられる。

政党別の達成等級Aに問題があるページの割合 問題の割合が少ない順(発表資料より)

達成等級Aの達成基準別「問題あり」のページ割合 問題の多い達成基準上位9位(発表資料より)