ネットワールドは7月3日、英StorMagic社の仮想ストレージソフトウェアの最新版「StorMagic SvSAN 5.1」を発表した。新たに「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V」環境に対応する。販売価格は24万9,800円(2ノードライセンス/実効容量2TB)からで、発売は2013年秋の予定。

StorMagic SvSANは、ハイパーバイザーをインストールしたサーバのローカルディスクの空き領域を、iSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にする仮想アプライアンス。仮想マシンをダウンタイムゼロで別ホストに移動できるライブマイグレーションのほか、HAまたはクラスター機能も、物理的な共有ストレージを必要としない点が特長だ。

最新版のStorMagic SvSAN 5.1は、物理的な共有ストレージなしにHyper-Vホストクラスターも利用可能となり、計画的なダウンタイムやサーバ障害時などの予定外のダウンタイムにおいても、可用性を向上することができる。また、フェールオーバする仮想マシンの優先度設定や、フェールオーバ時のアフィニティ仮想マシン規則またはアンチアフィニティ仮想マシン規則も利用できる。

さらに新バージョンは、VMwareのvCSA(vCenter Server Appliance)にも対応した。これにより、VMware vCenter用として必要だったMicrosoftのWindows ServerやSQL Serverのライセンスが不要となり、より低コストで冗長化構成が組めるようになる。