東京都交通局は7月2日、都営バスの無線LAN(Wi-Fi)機器設置契約者の公開募集を行うことを発表した。

この取り組みは、都内の通信インフラの充実と収入の確保をはかる目的で、公衆無線LANの整備場所として交通局が所有する路線バス車内のスペースを提供するというもの。契約期間は5年間で、機器設置の予定対象車両数は1452両(契約期間中に増減する場合あり)となっている。

機器設置契約者の募集にあたっては、「法人であること」「総務省のWebサイトで登録電気通信事業者として名称が公表されていること」「東京都内において公衆無線LANのアクセスポイントを500ヵ所以上設置し、運用していること」の3点が条件として挙げられている。

交通局は本件について、Webサイトなどで募集要項の公表・配布を7月8日まで実施し、7月9日~12日には質疑書を受け付ける。質疑書に対する回答は7月19日までに行い、7月22日~7月26日には応募書類の受付を行う。契約相手決定の通知は8月上旬、契約締結は8月中旬の予定となっている。