計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは7月3日、同社のデバイス・モデリング・ソフトウェア「Integrated Circuits Characterization and Analysis Program(IC-CAP)」を拡充し、パワーデバイス・アナライザ/カーブトレーサ「Agilent B1505A 」に対応した「W8500B IC-CAPモデリング・プラットフォーム・バンドル」の提供を開始したことを発表した。

これにより、パワーデバイスのモデリングが可能となり、IC-CAPから直接、パワーデバイスの測定を行うことで、pA未満から1500A/10kVまでのパワーデバイスに対して、正確かつ効率的なモデルパラメータの抽出などが可能になるという。

また、新たにB1505AのOS(Widows 7)上で動作するソフトウェア「EasyEXPERT」がIC-CAPで使用されているフォーマットであるMDMファイルに対応しており、これにより、B1505A上で測定を行い、その測定データをMDMファイルとして保存し、IC-CAPでのデバイスモデリングに利用することが可能となり、モデリングの効率性を向上させることが図れるようになったという。

なお、価格はB1505Aが650万円(税別)から、W8500Bが630万円(税別)となっている。また、EasyEXPERT MDMファイルコンバータは数か月以内に同社Webサイトより無料でダウンロードが可能になる予定だという。

IC-CAPのスクリーンショット