NXP Semiconductorsは、高性能・低電圧・低消費電力アプリケーション向けに設計され、0.8VVの動作電圧向けの仕様をすべて備えた新ロジックファミリ「AXP」を発表した。
同ファミリは、0.7~2.75Vの動作電圧に対応し、1.8V Vccで2.9nsのtpd(伝達遅延)を実現している。また、すべての入力端子にシュミットトリガ機能を集積しているほか、4.5mAバランス出力、過電圧トレラントI/Oなども搭載・実現している。
さらに、動作範囲温度は-40~+85℃に対応しているほか、MicroPak(リードレス)パッケージの採用により、標準ロジックにおける消費電力と動作速度、パッケージングをバランス良く組み合わせた設計が可能になると同社では説明している。
なお、同ファミリは2013年7月からサンプル出荷を開始する予定で、標準価格は1000ユニット発注時で0.35ドル/ユニット、1万ユニット発注時で0.2米ドル/ユニット、10万ユニット発注時で0.10ドル/ユニットとなっている。