IDT(Integrated Device Technology)は、5Vシングルコイルと12V 3コイルアプリケーション用に、WPC(Wireless Power Consortium)の1.1 Qi規格に準拠したワイヤレスパワー・トランスミッタIC「IDTP9035A/9036A」を発表した。

2製品ともに、WPCにより正式認定されており、Tx-A5、Tx-A11(5Vシングルコイル)、およびTx-A6(12V 3コイル)構成のWPC1.1の各仕様を満たしている。

最新規格となる1.1Qiは従来の1.0.1規格に基づき、EMI/RFIを削減、ならびに異物検出機能(FOD)が改善されたという。また2製品ともに、連邦通信委員会(FCC)と国際無線障害特別委員会(CISPR)が定めるEMIおよびRFIの要件も満たしているという。

なお、2製品ともにすでに特定顧客向けに6mm角の48ピンVFQFPNパッケージでサンプル出荷を開始しているという。

WPCの1.1 Qi規格に準拠したワイヤレスパワー・トランスミッタIC「IDTP9035A/9036A」