U-NEXTとイオンエンターテイメントは7月1日、シネコンと連動したVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「イオンシネマWEBスクリーン powered by U-NEXT」を開始したことを発表した。イオンエンターテイメントは、ワーナー・マイカルとイオンシネマズが統合して誕生、全国で74劇場609スクリーンを展開する。
イオンシネマWEBスクリーンは、イオンシネマのWebサイトからスマートTVやPC、スマートフォン、タブレット端末などで映画やドラマといった映像作品を視聴できるサービス。ビデオ見放題サービスの利用料金は月額1990円で、毎月630円分のPPVポイントが付いてくる。このPPVポイントは都度課金で提供される作品の視聴や、イオンシネマクーポン(映画鑑賞割引)の購入にも利用可能。なお、クーポンへの利用は、当初30劇場から開始し今秋にかけて拡大予定となっている。
同サービスは、映画館からVOD・VODから映画館といったシナジーを生みだすことで、映画ファン層や劇場動員数の拡大を目指すもの。上映中または上映予定作品に関連する作品をVODで紹介して興味を喚起することや、PPVポイントによる割引クーポン購入で実際に映画館に足を運んでもらうといった取り組みを行うとしている。
U-NEXTは、同サービスにおいて、インフラとコンテンンツラインアップの提供を担う。視聴できる番組はU-NEXTの運営する「U-NEXT」と、今回提供が開始された「イオンシネマWEBスクリーン」ともに変わらないという。