ニュータニックスは6月27日、ほぼすべてのエンタープライズアプリケーションを稼働できる2種類の新プラットフォーム「NX-1000シリーズ」「NX-6000シリーズ」を発表した。サーバやストレージを環境に合わせて、シームレスに拡張できるようになるという。
NX-1000シリーズは、中小規模の企業やブランチオフィス、小売店舗向けの統合インフラである。データセンターをよりフラットなアーキテクチャにすることができ、SANやNASといったストレージ専用システムの構築の必要がなく、複雑さを排除することで運用負荷を軽減する。ブランチオフィスに必要なサービスを単一のプラットフォームで提供できるため、他の手法に比べて必要なスペースや消費電力を最大で80%削減するという。販売価格は、1ブロック(4ノード)で1,000万円から。
NX-6000シリーズは、大容量のストレージリソースをNutanixクラスタに追加し、ビッグデータプロジェクトやハイエンドデータベース、要件の厳しい仮想デスクトップインフラ(VDI)など、大量のデータセットを必要とするアプリケーションにも対応できる。企業がデータセンターの設計や拡張を1つのアプライアンスで実行できるようにするとともに、ストレージやサーバを必要に応じて適切な容量のみ追加できるようにした。販売価格は、1ブロック(2ノード)で1980万円から。