セイコーエプソン(以下、エプソン)は、業務用小型プリンタの新商品として、無線インタフェースを搭載、スマートデバイスから直接印刷が可能で、バッテリ(リチウムイオン電池)で稼動するモバイルプリンタ「TM-P60II」の販売を6月27日より開始すると発表した。
新商品は、接続インタフェースとして、無線LANモデルとBluetoothモデルの2モデルを用意、ワイヤレスでスマートデバイスやハンディーターミナルからレシートや受領書発行が可能なプリンタ。無線LANモデルは、「IEEE802.11a/b/g/n」に対応、5GHz帯を使用することで電波干渉が少ない安定した通信が可能となる。
また、外形寸法「W103×D159×H65mm」とコンパクト設計で、レシート用途以外にラベル印刷にも対応し、小売店での値引きラベルなどを売り場でオンデマンド発行も可能。
バッテリは、無線LANモデルで約27時間、Bluetoothモデルで約46時間と、長時間の連続稼動が可能。また耐落下性1.2mの堅牢性を実現し、屋外での使用などハードな環境でも安心して使用可能。
「TM-P60II」本体に装着したバッテリ(リチウムイオン電池) |
さらに、「Webアプリケーション」から無線LAN接続でXML送信することで印刷が可能な「Webサービスプリント機能」を搭載し、ホスト端末へ印刷用アプリケーションやプリンタドライバーのインストールが必要なく、OSに依存せず容易に印刷することが可能。iOS/Android端末用アプリケーションに印刷機能を簡単に組み込むことができる開発キットも準備されている。
価格はオープン。