日本IBMは、専門の運用要員を持たない小規模なITインフラの顧客でも24時間365日の有人による遠隔監視サービスを、低価格で導入できる「IBM Value PaQ - リモート・サーバー・モニタリング」の提供を7月1日から開始すると発表した。
本サービスは、小規模なITインフラを利用している顧客を対象にした遠隔監視サービスで、顧客のITインフラを24時間365日、有人で監視するため、単純に閾値などを基に監視を行う無人監視と異なり、運用状況に応じて柔軟かつ臨機応変な対応が可能。また、障害発生時は電話とメールを併用して確実に連絡する。
監視サービスの対象はWindowsサーバーのITインフラで、監視対象はIBMおよび他社製のサーバー、ネットワーク機器、ストレージ。
申込書をパッケージにしたシュリンクラップ形式によって提供され、顧客はビジネスパートナーから、申込書を入手しFAXでIBMに送付した後、監視ツールを自社のサーバーに導入するだけで、運用監視を容易に開始できる。監視の対象となる機器に新たに個別のソフトウェアを導入する必要がないため、顧客やビジネスパートナーの負荷を抑えて、運用監視を行える。
同サービスは、IBMがすでに提供している「ネットワークシステム遠隔監視・運用支援サービス(ADAMS:ADministration And Monitoring Service)」のサービス基盤を活用し、これまで培った運用監視のスキルや経験を生かしている。価格は監視対象機器5台までの遠隔監視サービスを1契約として、初期費用なしの年額25万7,000円(税別)。