KDDI ウェブコミュニケーションズは27日、クラウド電話 API「Twilio」にて「SMS 機能」の提供を開始すると発表した。

クラウド電話「API Twilio」は、インターネット上から、電話をかけたり(アウトバウンド)、電話を受けたり(インバウンド)できるサービス。公開された API をウェブサイトやアプリケーションなどに実装することで、電話の受発信機能、アップロードした音声を再生する再生機能、文字列を音声に変換できる音声合成機能、ネットワークを通して音声データを送受信する VoIP 機能などを利用することができる。

今回、提供開始するSMS機能では、携帯電話番号を宛先としてメッセージを送受信することが可能。国内の各通信事業者の携帯電話番号宛のほか、海外の携帯電話番号宛ての SMS 送受信にも対応している。

発表によると、「Twilio」のSMS 機能は、リクルートホールディングスの実証研究機関であるメディアテクノロジーラボが運営する、カメラアプリ「cameran」に採用されたという。

「cameran」は、フォトグラファーの蜷川実花氏が監修した無料のカメラアプリで、「cameran」に登録しようとしている利用者に対して、認証番号を記載した SMS を送信し、その認証番号をアプリケーション登録時に入力させることで本人を認証をし、この SMS を送信する際に Twilio の SMS 機能が使用されている。