アカウンティング・サース・ジャパンとウイングアークは、会計事務所向けに財務会計システム等をクラウドコンピューティングで提供する「SaaS会計事務所プロジェクト(略称 A-SaaS)」において、データ分析・活用の推進で協業することを発表した。
「A-SaaS」は、アカウンティング・サースが、会計事務所に所属する、税理士、公認会計士に対し、財務会計システム等を提供するプロジェクトの名称。
A-SaaSでは、今まで会計事務所内のPCサーバもしくは専用機サーバにあった財務、税務の業務ソフトや顧問先のデータを、全て外部のデータセンターに保管。そして、そのセンター内のソフトとデータを、インターネットに接続されたクライアントPCで任意に呼び出して使用する。
今回の協業により、会計事務所が契約している顧問先企業の財務や経営情報などのデータが蓄積されている財務会計システムと、情報をダイナミックに可視化するBIツール「MotionBoard」を連携させ、クラウド環境に蓄積された財務および経営に関わる重要な情報を、グラフィカルな会計レポートや豊富なチャートアイテムにより可視化し、データの分析を可能とする。
両社はこれにより、会計事務所が契約している顧問先に対して効果的に経営アドバイスやコンサルタントを行うことが可能になるほか、リアルタイムなデータに基づいた意思決定を迅速に行えるようになるとしている。