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Citrixは6月25日(米国時間)、XenServerの最新版となる「XenServer 6.2」を公開した。「XenServer 6.2」からはすべてがオープンソースソフトウェアとして提供されるようになるほか、成果物はXenServer.orgから取得できるようになる。CitrixはXenServerをフルオープンソースにすることで、従来よりも導入しやすいプロダクトにしたい狙いがある。
「XenServer 6.2」における主な新機能は次のとおり。
- ホストごとの仮想マシン上限がWindows VMは500まで、Linux VMは650までに向上
- ホストごとの仮想CPUの数が3,250個へ
- 物理メモリやCPUの能力などに応じて自動的にDom0の使うメモリや仮想CPUのリソースをスケーリング
- Dom0と仮想マシンの間のデータ通信量の削減を実現
- ブート時クローン機能
- Windows 8を含む新しいゲストのサポートや既存のゲストのサポート機能の改善
- サポートするプロセッサの追加
- パフォーマンスパックやモニタリングパックを登場
XenServerを完全にオープンソースとして提供することで導入の敷居を下げ、競合するプロダクトに対して優位性のひとつとしていきたいものとみられる。