文化庁メディア芸術祭実行委員会では、平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭の作品募集を開始する。募集期間は7月11日~9月12日。

文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4 部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を問わず、インタラクティブアート、映像、ウェブ、ゲーム、アニメーション、マンガをはじめとするメディア芸術の広範な表現を対象に、世界中から広く作品を募集する。2012年度(第16回)は、過去最多となる世界72の国と地域から、3,503作品の応募があったという。前回の受賞作品には、「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」でサイバー部門銀賞を受賞した「Perfune」のWebキャンペーン「Perfume "Global Site Project"」や、7月20日より全国の映画館で公開される大友克洋の短編アニメーション「火要鎮」などがある。

昨年度[第16回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展の様子 提供:文化庁メディア芸術祭事務局

募集対象となるのは、過去1年間(2012年9月21日~ 2013年9月12日)に完成、または発表された作品。作品の応募は、同芸術祭の公式Webサイトで作品データのアップロードおよび必要事項の入力を行うことで手続きが完了する。Webでの応募のほか、専用の用紙を用いた郵送での応募も受け付けている。

ちなみ、同芸術祭は、作者からの応募以外にも、公式Webサイト上にてメディア芸術作品の情報を広く受け付ける。作品情報を元に事務局にて調査を実施し、作品募集へとつなげていく。こちらの受付期間は7月11日~8月12日となっている。