宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月26日、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子を、東京・国立科学博物館および神奈川県・相模原市の協力により、公開展示することを決定したと発表した。

国立科学博物館での展示は2013年7月17日からで、常設展示となる。展示時間は9:00~17:00(毎週金曜日は20時まで延長。8月10日~15日、17日、18日は18時まで延長)で、入館は閉館時刻の30分前まで。公開日から8月末まで休館日はないとしている。

一方の相模原市では、相模原市立博物館で開催されるはやぶさ2応援企画展「片道から往復へ ~新たな宇宙時代の到来~」にて公開する予定で、こちらは7月17日から28日までの期間限定。展示時間は9:30~17:00で、光学顕微鏡による観察は整理券もしくは事前申し込みが必要(各日の定員は840名)。光学顕微鏡での観察のほか、来場者が自由に観覧できるような形でテレビモニタによる閲覧も行う予定だという。

なお整理券の配布は、7月17日~19日、24日、25日に同博物館エントランスホールにおいて9時30分より先着順で1人につき4枚まで配られる(観察時間帯の指定はできない)ほか、事前申し込みは、7月20日~23日、26日~28日が対象日となっており、往復はがきに代表者住所、氏名、電話番号、参加人数、観察希望日(第2希望まで)および宛先に「イトカワ」と明記し相模原市立博物館(〒252-0221 神奈川県相模原市中央区高根3-1-15)に郵送する形で行える。申し込み締め切りは7月4日(当日消印有効)で、こちらははがき1枚につき4名まで申込が可能だが、複数枚での重複申し込みは不可(1グループ1枚のみ)となっている(時間帯指定はできず、当選した返信はがきに集合時間および観察可能時間帯が記入される形となる。当日は集合時間に到着順で観察となる予定)。

はやぶさが持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子 (c)JAXA