トランスコスモスは6月24日、インターネット広告の第三者配信ツールが収集する膨大な広告接触履歴データを使った新サービス「アトリビューション分析サービス」の提供を開始する発表した。
同サービスは分散処理技術を応用し、同社が独自開発したビッグデータの高速解析プラットフォームを活用するもので、専門の分析アナリストによる高度なアトリビューション分析レポートを提供する。
インターネット広告の効果検証には、直接効果のみでなく間接効果(クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョン)も含めて広告効果を検証するというアトリビューション分析の考え方が普及している。しかし、この分析法では、コンバージョンユーザーの行動経路および、その数十倍のデータ量を有する非コンバージョンユーザーの行動経路までも分析対象とするため、データの集計処理だけでも通常は数日を要するほどのビッグデータを扱うことになる。
トランスコスモスでは、インターネット広告の第三者配信ツールから取得できる全ユーザーの行動経路・広告接触履歴データを短時間で集計処理するため、分散処理技術「Hadoop」を応用したビッグデータの高速解析プラットフォームを独自開発。従来の処理技術では数日を要していた集計処理を数時間に短縮し、そこで抽出されたビッグデータを専門の分析アナリストが分析することで、顧客企業のビジネス特性、広告目的に応じた柔軟なアトリビューション分析を提案することが可能になった。
サービスの特長は「分散処理技術を応用した独自のビッグデータ高速解析プラットフォームを活用」、「従来の処理技術では数日を要していたビッグデータの集計処理を数時間に短縮」、「顧客企業のビジネス特長、広告目的に最適なアトリビューションモデルを提案」、「専門の分析アナリストによるアトリビューション分析レポートの提供」。
初期コンサルティング費用は150万円から、レポート費用は1回30万円から。