インターネットイニシアティブ(IIJ)は24日、クラウドサービス「IIJ GIOサービス」のラインアップを拡充し、ユーザーのビッグデータ活用を支援するソリューション「IIJ GIOビッグデータラボ」の提供を開始した。

IIJの調査によれば、ビッグデータの活用を検討する企業は増えているものの、「データ処理基盤の構築コスト」「データ処理技術の習得」「データ活用ノウハウの不足」などの課題が残されているという。

IIJ GIOビッグデータラボは、ビッグデータ活用のハードルを下げ、システムの本格導入に向けたスタートアップを支援するものとなる。投資を最小限に抑えつつビッグデータ活用の効果を実感できるように、トライアル環境と技術支援メニューを合わせて提供する。

トライアル環境は「IIJ GIOサービス」のクラウド基盤上で提供されるため、同サービスの並列分散処理基盤を安価に利用することが可能だ。技術支援メニューとしては、データの分析・仮説検証の支援や各種テクニカルトレーニングを提供する。システムの構築・運用や分析プロセスの課題をIIJも共有し、技術的な観点から理想的なビッグデータ活用モデルを提示するという。

ビッグデータ基盤は、初期費用は不要で月額料金のみ、最短1か月から最長3か月間まで利用可能。分析・仮設検証や技術検証などのサービスは支援オプションとして提供される。

なお、ビッグデータ活用のための人材育成やプロジェクトチーム立ち上げを検討している場合、EMCジャパンの「データサイエンスチーム立ち上げ」サービスを組み合わせることも可能だ。