プラスアルファ・コンサルティングは6月21日、ソーシャルリスニングツール「見える化エンジン」のサービス「選挙向けソーシャルメディア分析サービス」を使って、東京都議会選挙に関するツイッターのつぶやきの分析結果を発表した。

データ収集期間は6月12日から6月19日(8日間)、収集条件は「都議選、都議会議員選挙、都議、都議会」を含む全てのツイッターのつぶやき、データ件数は84,481件。

発表によると、6月12日から8日間のつぶやきの分析を行った結果、6月1日から11日までの分析ではつぶやき件数が1日当たり約3,000件だったのに対し、14日の告示後のつぶやきは1日当たり約12,000件と、告示前に比べ約4倍に伸びたことがわかったという。

政党別のつぶやき件数の推移をみると、6月17日に自民党に関するつぶやきが、6月19日に日本維新の会に関するつぶやきが急増していた。同社ではこの理由として、自民党は「オタクの声は相手にしない」発言が6月17日に、日本維新の会は「候補者がヘイストスピーチ応援」などの話題が6月19日に拡散されたからだと分析している。

民主党は「海江田代表・蓮舫氏による応援演説」が話題になった。

発表ではそのほかに、「経済・財政政策」、「外交・防衛政策」、「社会保障・教育政策」、「震災復興・原発・防災・エネルギー政策」、「地方分権・行政改革政策」の5つの政策分類で分析を行っている。

なお、東京都議会選挙の結果は、127議席のうち、自民党が59(改選前39)議席、公明が23(改選前23)議席、共産党が17(改選前8)議席、民主党が15(改選前43)議席、みんなの党が7(改選前1)議席、東京・生活者ネットワークが3(改選前3)議席、維新の会が2(改選前1)議席、無所属が1(改選前1)議席という結果だった。