ガイアックスは6月21日、秋田大学大学院教育学研究科・教育文化学部の社会科教育研究室の協力のもと、秋田県内の小・中学校・高校の希望学校の児童・生徒を対象に、ソーシャルメディアリテラシー講座の提供に向けた取り組みを開始したと発表した。今年度、県内の希望学校にリテラシー講座を提供する。

ソーシャルメディアリテラシー講座の模様

講座内容は、のべ3,200校導入の学校非公式サイト対策「スクールガーディアン」で提供しているソーシャルメディアリテラシー講座をもとに企画。なお、秋田県では同社パートナー企業であるアキタネットを通じ、学校非公式サイトの監視を行っていく。

また、スマートフォン普及に伴い、ネットトラブルの低年齢化を危惧し、児童・生徒と保護者両方に向けた講演ニーズが高まっていることから、今回、提供する児童・生徒向けの講座は、課題意識の浸透をはかるため、年齢の近い大学生が教えるのが特徴。

スマートフォンの占める割合の推移 出展:「平成24年度青少年のインターネット利用環境実態調査」

一方、講師である学生は、教師を目指す学生が多くを占めるため、いずれ教育現場で立ち向かうネットトラブルへの対処法を、この講師活動を通じ早期に学習できる。このように、参加側の児童・生徒、講師側の教師の卵である大学生、双方にとってメリットのある取り組みとなっている。