ネットジャパンは、NEC CLUSTERPRO X for Linux向けバックアップソフトの新バージョン「ActiveImage Protector 3.5 for CLUSTERPRO Linux」の出荷を6月21日から開始すると発表した。
本製品は、NECとの協業により、サーバ高可用性を実現するNECのCLUSTERPRO X for Linux向けに開発されたバックアップソリューションで、クラスター構成されたサーバのクラスターボリューム(ミラーボリューム、共有ボリューム)に対応することにより、システムおよびクラスターボリュームをディスクイメージングで確実、高速にバックアップできるソフトとなっている。
同社によれば、イメージングバックアップ製品では世界で初めてバックアップと同時にデータブロックの重複を排除する機能を実装したという。別途ソフトウェアや重複排除機能を搭載したストレージは不要で、特別な設定や操作が必要ない。これにより、バックアップされたイメージファイルの圧縮率が高くなり、保存先の消費容量を縮小できるという。
また、Linux用のスナップショットドライバ(AIPSNAP)を自社開発し、今回から組み込んだ。Red Hat Enterprise Linux 6.3/6.4にも対応した。
さらに、ディスクベースのバックアップ/リストアLVMで複数の物理ディスクにスパン/ミラーされたディスクをディスクベースでバックアップし、元のディスクにそのまま復元できる。
価格(税別)は、ライセンス当たり19万8,000円。価格には1年間のサポートサービスの費用が含まれるが、メディアキットは別売りとなる。