NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)とIntegralisグループは、これまで提供しているセキュリティサービスを新たなグローバル統一ブランド「WideAngle(ワイドアングル)」としてリニューアルし、6月28日より提供を開始すると発表した。

WideAngleマネージドセキュリティサービスのメニュー

あわせて、NTT Comグループのセキュリティ事業をグローバルシームレスに拡充するため、Integralisグループの社名を6月末より順次「NTT Com Security」に変更する。

WideAngleは、「Global Enterprise Methodology(GEM)というグローバルで統一したリスク分析・評価手法により、顧客のICT環境の調査・改善・モニタリングを含め総合的にコンサルティングするサービス」、「セキュリティ対策機器などの導入サービス」、「高度なSIEMエンジンを搭載した新セキュリティ運用基盤によりセキュリティリスクを検知・分析するマネージドセキュリティサービス(MSS)」の総合名称。

同サービスは、界14カ国、450名以上のセキュリティ専門家によるセキュリティ提供体制のもと、世界各国に設置したグローバルリスクオペレーションセンター(GROC)のリスク分析官が24時間365日の高度なセキュリティ監視を行うことで、グローバルシームレスで統合的なセキュリティ対策を実現する。

マネージドセキュリティサービスについては、さまざまなICT機器から収集される通信履歴などの膨大なセキュリティ情報(動作ログ)を自動解析するSIEMエンジンにより、セキュリティリスクの検知・分析機能を高度化するとともに、低料金化を実現することで、顧客が利用しやすいラインアップにリニューアルした。

WideAngleマネージドセキュリティサービスの料金は、セキュリティ対策メニュー「NWセキュリティ(IPS&IDS)」、セキュリティ機器「大規模向け」を利用する場合の月額料金例(税抜)は、オペレーションレベル:アクアは月額15万円、スカイは月額31万円。

今後、新セキュリティ運用基盤で対応可能なセキュリティ機器の拡大や分析エンジン機能の高度化、PCI-DSSをはじめとするコンプライアンス対応など、継続的な開発を実施。また、新セキュリティ運用基盤の設置国を順次拡大し、大量ログ分析・保管や各国規制への対応を実現していく。