FreeBSD - The Power To Serve |
FreeBSDは1993年6月19日(米国時間)に送られた一通のメールから誕生した。「Re: "386BSD" trademark (fwd)」のメールにおいて当時開発が進められていたOSの名称を「BSDFree86」または「Free86BSD」にしてはどうかという提案に対して、ここはただシンプルに「FreeBSD」としてはどうかと提案。煩雑もでないし、大げさでもないし、いい塩梅ではないかとしている。そのOSが「FreeBSD」という名前で呼ばれた最初の瞬間だった。
FreeBSDはその名前で呼ばれるようになってから20年が経過した。当初はPC/AT互換機で動作する最速のFTPサーバ/Webサーバといった目的で開発が進められていたが、現在ではインターネットを支える基盤OSとしてのみならず、高性能アプライアンスから組み込み機器、スマートフォンやゲーム機、家電製品など、さまざまな場所で活用される基盤のソフトウェアになった。
昨日からFreeBSDの誕生20年を祝うメッセージがソーシャルネットワークサービスやフォーラム、メーリングリストなどを賑わせている。システムの報告メールを送ってくる「Charlie Root」という名前を擬人化して「チャーリールートさん、20歳おめでとう」と祝っているメッセージもある。