スマートフォンを持ち歩くビジネスパーソンが増えている。道案内からスケジュール管理、メールやメッセンジャー、通話など、これひとつ持ち歩いていれば多くの作業をこなすことができる。問題点をあげるとすれば、朝から晩までバッテリーをもたせるのは至難の業ということだろう。スマートフォンはデータ通信やスケジュール管理と割りきって、通話にはフィーチャフォンを使うなど、2台持ちしているビジネスパーソンも少なくない。
リチウムイオン電池の性能向上は停滞している。細かい改善は続くとみられるが、向こう数年はこの状況が大きく変わることはないと考えられる。いかにバッテリーを消耗せずにスマートフォンを活用するかが、ビジネスパーソンのひとつのテクニックといえる。
そうした中、ニューヨーク市で6月18日(米国時間)から興味深い取り組みがはじまっていることをBetanewsが記事「NYC offers free electricity for power starved smartphones」において伝えた。AT&TとGoal Zeroが共同でスマートフォンの充電場所を市内17箇所に設置するというもので、太陽光パネルで発電された電力でスマートフォンを充電できるようになっているという。充電場所には6個のUSB接続が提供され、向こう90日間に渡って提供されると説明がある。