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Kaspersky Labは「Threatscape for Mac OS X Users」において、Mac OS Xにおけるセキュリティ脅威が増えていることを指摘した。2012年に起こったセキュリティ脆弱性に関する事例を加味すると、Mac OS Xにおいて今まで言われてきた常識のようなものが、かなり違って見えてくるといった説明になっている。
記事では、2012年の早い段階で70万台のMac OS XマシンでFlashbackボットネットが発見されたこと、サイバー犯罪において繰り返しMacのマルウェアが使われていることを指摘。利用者が増えているMac OS Xはサイバー犯罪において悪用される対象になっていることを説明している。Kaspersky Labが検出しただけでも、2010年と2012年比較でMac OS Xをターゲットにした脅威は6倍に増えているという。
また、Mac OS Xは政治家や役員クラスといった人物が好んで使う傾向があるため、そうした人物が保持しているデータを盗み出す目的でマルウェアが開発されるといった説明もある。最終的には適切なアプリケーションを使うこと、脆弱性の高いソフトウェアはアンインストールすること、OSを最新の状態にアップデートすること、不要な機能は使わないこと、セキュリティ関連の機能を有効にすること、適切なセキュリティソリューションを導入することなどでセキュリティ対策とすることができるとアドバイスしている。