ソフトバンク・テクノロジー(SBT)と東京理科大学は、ビッグデータを活用したデータマイニングに関する産学共同研究を開始すると発表した。

ECサイト運営においては、顧客が購入した購買実績データや、ECサイトへのアクセスデータ、会員向けのメールマガジン配信データ、さらにはコールセンターデータや限定的なキャンペーンなどのイベントデータといった様々なデータが存在しているが、これらは、連携することなくそれぞれのデータが独立して存在しており、セグメントが統一されていないために連携できないなどのデータ連携における課題がある。

今回両者は、SBTが運営するアクティブユーザー数が約500万ユーザーの大規模ECサイトで得られるビッグデータを基に、SBTの技術ノウハウと東京理科大学の高度なデータマイニング研究能力を組み合わせ、ECサイトの運営活動および顧客の購買活動におけるあらゆるデータを複合的に分析することで、顧客行動における傾向を調査し予測モデルを構築することを目的として行われる。

連携イメージ図

SBTは本プロジェクトを、会員向けECサイトの運営を行うすべての顧客への提供に向け、サービス化を推進する。