イグアスは、渋谷の3Dプリンターショールーム「CUBE」にて、低価格なパーソナル3Dプリンター「CubeR」(価格:16万円(税別))を展示している。
今回、展示が開始された「CubeR」は米国スリーディー・システムズ社が開発したもの。最大造形サイズは140×140 X 140mm。造形素材はPLA(Plastics) / ABSで色は各16色。ヘッド数はシングルヘッドのみ。材料供給はカートリッジ方式となり、1本のカートリッジ(1本あたり6,000円)でiPhoneケースを15個程度作ることができるという。本体カラーはシルバー / ホワイト / マゼンタ / ブルー / グリーンの5色。6月後半からは同展示スペースの1階にある「FabCafe」にて購入予約を行うことも可能となっている。ほか、7月後半~8月からはハイグレードなパーソナル3Dプリンター「CubeX」の実機も展示するとのこと。
積層ピッチは0.2mm。専用ソフトウェアが付属し、これによりデータをCube用に変換。USBメモリもしくはWi-Fi経由でデータを送信する。iPhone 5用ケース(右)であれば、約1時間ほどで制作可能だ |
同製品は、米国ではすでにインターネット上で販売を開始されているが、修理などを日本国内で手がけるのは同社が初となるという。同製品についてイグアスの代表取締役社長である矢花達也氏は「今日現在、稼働している3DプリンタのなかでCubeRは世界最小レべルのものになる」とコメント。続けて、性能についても「これまで販売されていた200~300万円台の3Dプリンタとほぼ同等のことができる」と胸を張った。
なお、同スペースでは、高精細な造形ができるProJetから個人向け3Dプリンターまで、幅広い3Dプリンターを取り揃え、実際に確認することができるほか、今後、個人向けモノづくり体験サービスとして、有償での「CubeR」時間貸しサービス(土/日曜のみ)などを行う予定だ。