日立製作所は、岡山市が次期国民健康保険・国民年金システム、および、共通基盤システムの構築・保守等包括外部委託において、同社を委託事業者に選定したと発表した。
日立が委託事業者に選定された各システムは庁外のデータセンタ内に設置され、職員が庁内からセキュアなネットワークを介して利用するプライベートクラウド型のシステム。
国民健康保険システムの稼働は2014年1月から、国民年金システムの稼働は2015年11月からの予定で、共通基盤システムの第一次稼働は2014年1月から、第二次稼働は2015年11月からの予定。
岡山市では、基幹業務システムをシステム面・業務面の双方から全体最適の視点で見直し、市民サービスの向上、事務処理の効率化、運用コストの削減を実現するために「基幹業務システム最適化事業」を推進。次期国民健康保険・国民年金システム、ならびに共通基盤システムにより、長年にわたるシステム改修を経て構造が複雑化した現行システムの最適化を図る。
また、クラウド型システムであることから、災害時の業務継続性を向上させるほか、より高いセキュリティ環境を実現する。
なお、岡山市の次期国民健康保険・国民年金システムには、日立が開発・提供している住民情報システム「コミュニティパートナー/AD」が適用される。