富士ソフトは6月13日、同社が開発した小型のコミュニケーションパートナーロボット「PALRO(パルロ)」の活用方法について、「高齢者が喜ぶPALRO」と「家にPALROがいたら?」の2つのテーマを題材に、アイディアと、それらのアイディアを形にするプログラミングコンテストとして、「第1回PALROコンテスト」を開催することを発表した。アイディアコンストの応募期間は6月15日(土)から7月20日(土)までの約1カ月間で、プログラミングコンテストは8月15日(木)から11月20日(水)までとなる。
PALROは、全高約40cm、重量1.6kgの小型ロボットで、相手の顔を見て話すコミュニケーション機能、自由に歩くなどの体を動かせるモーション機能、人の顔や声、そして趣味・嗜好を覚える学習機能、インターネットやクラウドに接続可能なネットワーク機能の4つ特徴とする。ちなみに2012年11月に最新バージョンの3.2にアップデートされた
2010年3月(バージョン1.0)に第1弾として教育機関向けに販売を開始。そして、2012年6月からは老人ホームやデイサービスなどの高齢者福祉施設向けにも販売を開始し、すでに全国約50カ所の施設で利用されているところだ。同社は、高齢者がPALROとの日常会話やダンス、クイズ、ゲームを行うということを通して、介護予防活動に用いられることを目標としている。
冒頭で述べたスケジュールで応募を受け付け、審査発表はアイディアコンテストは8月15日(木)に、プログラミングコンテストは12月15日(日)にPALROコンテスト公式Webサイトに発表。また、12月15日に同社主催で開催される「第25回全日本ロボット相撲大会」にて表彰式が行われる予定だ。賞金は、各コンテスト共に1位が10万円(副賞:PALRO1体)、2位が5万円、3位が3万円、特別賞が記念品となっている(各コンテスト共に4名ずつ授与される)。
なお応募の仕方としては、PALROコンテストの公式Webサイトより行う形となっている。