パナソニックモバイルコミュニケーションズは6月12日、フィーチャーフォン(ケータイ)ユーザーのスマートフォンに関する意識・実態の調査結果を発表した。スマートフォンを所有したことのない首都圏在住の20~40代男女、各600人を対象に調査が行われた。
調査方法はインターネットリサーチ。1都3県在住のスマートデバイス(タブレット端末、スマートフォン)を一度も所有したことがない1200人を対象として、5月31日~6月2日にネオマーケティングが調査を行った。
2012年のスマートフォン出荷台数は2848万台となり、ケータイとスマートフォンの出荷台数全体に対する割合は70.5%まで高まった。更に、2015年にはケータイとスマートフォンの所持率も逆転すると予測されているデータもあるという。
この背景を踏まえ、スマートフォン「ELUGA」を販売するパナソニックでは、現在のケータイユーザーが抱いているスマートフォンに対するイメージを明らかにするため、意識調査を行った。
スマートフォンは所有してみたい
ケータイユーザーの43%がスマートフォンを利用してみたいと回答しており、使いたくない(23%)を大きく上回った。
また、ケータイを利用していて不便と感じている点では、「画面が小さく、PCサイトが閲覧しにくい」(58%)、「調べ物に時間がかかる」(39%)、「カメラの画質が悪い」(35%)などが上位に並んだ。
買い換え自体には消極的
スマートフォンを利用してみたいと回答したケータイユーザーの中で、具体的に買い換えを検討しているユーザーは4割にとどまる。
具体的な買い換え検討を予定していない理由については、「スマートフォンはケータイと比較してバッテリーの持ちが悪そう」(28%)、「ケータイの機能操作に慣れているから」(25%)、「スマートフォンはケータイに比べて大きく、片手で操作ができないから」(17%)などの声が上がった。
若年~中堅層もスマートフォン講座を受けたい
シニア層向けのスマートフォンの利用講座が多く実施されているが、調査対象の20~40代のケータイユーザーでもスマートフォン講座を受講できればスマートフォンを利用したいという。
前述の"買い換えを具体的に検討していないケータイユーザー"のうち、スマートフォン講座を受講できれば買い換えを検討すると回答したユーザーは30%となった。講座で教えてもらいたい内容については、「セキュリティ」(53%)、「便利アプリの紹介」(49%)、「電池を長持ちさせるコツ」(48%)などが上位にあがった。