博報堂DYグループの横断組織「博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンター」は6月12日、博報堂アイ・スタジオと共同で、ソーシャルメディアに拡散された口コミ情報を収集し、店頭販促物(POP)の制作を効率化するサービス「Social POP」の提供を開始したことを発表した。
Social POPは、顧客企業の商品情報を紹介する専用サイトに、ソーシャルプラグインと呼ばれるソーシャルメディアの投稿機能を追加するプログラムを組み込むことで、Facebook / mixi / twitter / google+ / LINEという複数の人気ソーシャルメディアに投稿された口コミ情報を横断的に収集することができるようになっている。
これらの口コミ情報は投稿者のアカウントを通じてソーシャルメディア上で拡散すると共に、データベースに蓄積される。このデータベースを活用して商品の人気や評判を分析することができ、長期にわたって口コミを収集することで、季節によって変化する消費者の興味や商品の利用方法の違いなども調べられる。
また、収集した情報は店頭販促物の制作に適したデータ形式で簡単に出力できるため、POP制作の効率化につながる。チラシやステッカー、ポスターといった店頭制作物に、商品に関する感想・意見や口コミの商品ランキング情報を掲載するなど、口コミ情報を様々な形に加工して活用できるようになっている。