日立ソリューションズ東日本は12日、作業工程の一元管理や基幹システム・表計算ソフトなどとのデータ連携を実現する「次世代プロジェクト管理統合プラットフォーム SynViz S2」の提供を開始したと発表した。
発表会では、日立ソリューションズ東日本 取締役 執行役員 八田直久氏と同社第二ソリューション事業統括本部 担当本部長 内海由博氏、同社 第二ソリューション事業統括本部 Viz推進センタ 部長 佐藤宏氏が登壇した。
同製品は、プロジェクト管理における作業工程表の自動展開、編集、ドキュメントなどの成果物登録など、工程管理機能の実装だけでなく、業務のポータル画面としてプロジェクトの運営に関連したデータの統合管理を実現する。
さらに、Web環境での機能・操作性を高めたほか、コストや生産性などのプロジェクト管理指標の統合管理、APIのアドオン開発や既存システム・表計算データとの連携も可能となった。
これにより、データの二重入力の負荷軽減や、複数の工程管理ツールと連携するといった現場の実情に合わせた運用を実現する。また、7月よりクラウドでの提供開始や、次回以降のバージョンとして英語や中国語といった多言語の対応も計画している。
ソフトウェアの価格はオンプレミスで同時10ユーザ(DBレス)の場合、350万円(年間保守料:42万円)。同時10ユーザ(DB組み込み)の場合、370万円(年間保守料:45万円)。クラウドサービスの場合、登録10ユーザで1GB利用時:25,000円/月(保守料込み)となっている。導入のためのコンサルティングなどは別途費用がかかるが対応するとしている。販売目標は、今後3年間で30億円を見込む。