アドビ システムズは、AIRアプリケーションの登録型事例サイト「AIR Gallery」をリニューアルし、新たに「Adobe AppBox」として12日に公開した。これを記念して、同社は優秀なアプリケーションを表彰する「Adobe AppBox Awards 2013」を開催する。
同社はこれまでAIRアプリケーションのコンテスト「Adobe AIR Contest」を毎年開催してきたが、サイトリニューアルに伴い、その名称と対象を変更。今回より「Adobe AppBox Awards」として、Adobe AppBoxサイトに登録されたAIRアプリケーション、およびPhoneGapアプリケーションから優秀作品を表彰する。
同コンテストでは最優秀賞のほか、優秀賞やWindows 8賞、審査員特別賞など複数の賞が用意され、最優秀作品には「Adobe Creative Cloud メンバーシップ個人版12カ月」「Adobe MAX 2014チケット」などが進呈される。審査員を務めるのはフリージャーナリストの林信行氏、日本マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部 UX エバンジェリストの春日井良隆氏など。審査対象となるのは、2012年9月1日から2013年9月30日までに登録されたAIRアプリケーション、またはPhoneGapアプリケーションとなっている。
ほか、今回リニューアルされた「Adobe AppBox」では、FlashベースのAIRアプリケーション(Windows/Mac/Android/iOSに対応)に加え、HTMLやCSS、JavaScriptといった Web標準技術をベースとしたPhoneGapアプリケーション(Android/iOS/Windows Phone/BlackBerry OS/WebOS/Symbian/Bada)のふたつのプラットフォームに対応。
これにあわせて、同サイトでは「プラットフォーム別」、「OS別」、「カテゴリ別」でアプリケーションを検索することが可能となった。また、ユーザー評価の高いアプリケーションや閲覧数の多いアプリケーションもトップページに表示されるようになり、最近のトレンドとなるアプリケーションを確認することもできる。なお、これまで AIR Gallery に登録されてきたAIRアプリケーション、約400作品は全てAdobe AppBoxに移行されているという。