KDDI、ウェザーニューズ、東京大学の3者は6月11日、「ソラテナ」および「Live E! プロジェクト」によって生成される気象デジタル情報(気象ビッグデータ)を研究教育目的に広く提供するオンラインサービスを開始した。

ソラテナは、全国約3000ヵ所に設置した気象観測装置から収集した気象データを元に、擬人化したアンテナ「ソラテナ」が、周辺の天気情報をコミュニケーション形式でユーザーと共有するサービス。

また、Live E! プロジェクトは、WIDEプロジェクトとIPv6普及高度化推進協議会が発足させた産官学連携の研究開発協議会で、気象情報などの環境情報の活用について、教育、公共サービス、ビジネスアプリケーションといった分野で積極的な働きかけを行うことを活動の趣旨としている。

KDDI / ウェザーニューズ / 東京大学は、気象観測情報に関するビッグデータのシステムアーキテクチャとその応用に関する共同研究活動を2012年度より行っており、このほど、「ソラテナ」と「Live E! プロジェクト」によって生成される気象ビッグデータを統合し、「Live E! プロジェクト」を通じて提供する。

提供する気象ビッグデータは、研究開発目的であればその利用に制限は設けないとしている。

なお現在、ソラテナのデータを"見える化"するデモシステムがWebサイトで公開されている。

ソラテナのデータの見える化デモシステムの画面イメージ