日立製作所(以下、日立)は6月11日、企業における情報共有の促進に向け、セールスフォース・ドットコムと共同で、営業支援や顧客管理、フロントオフィスのソーシャル化を実現するソリューションの開発・検証を推進し、クラウド事業の強化を図ると発表した。
日立は、社会インフラをはじめとした実業のノウハウと、信頼性の高い情報・通信技術を活かした日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」と、グローバルに実績を持つセールスフォース・ドットコムの営業支援や顧客管理、フロントオフィスのソーシャル化を実現するアプリケーション基盤を連携し、企業内外での情報共有・活用による、変化に即応できるアプリケーションの開発・検証などソリューションの強化に取り組んでいく。
また、日立グループをはじめさまざまな実業分野において、新サービスの適用・検証をすすめ、「Harmonious Cloud」のサービスメニューとして、順次、提供していく。
さらに、日本やアジアの製造業を中心に約5万社の企業ユーザーを持つ日立の企業間メディアサービス「TWX-21」と、国内や米国、欧州中心に10万社以上のセールスフォース・ドットコムユーザーやパートナー企業が利用するマーケットプレイス「AppExchange」を連携させるなど、日立とセールスフォース・ドットコムで実績のあるマーケットプレイス間のコミュニティ連携を図ることで、双方のマーケットに必要なサービスを相互に提供し合い、新サービスの試行・評価検証できる環境を実現する。